札幌の大通駅の心療内科・精神科

PAGE TOP
24時間受付中
WEB予約

ASD

ASD

ASD(自閉症スペクトラム)とは

自閉スペクトラム症(ASD)とは、脳の働き方の違いによって引き起こされる発達障害の一つで、患者数は人口の1%程度とも言われています。人とのコミュニケーションが困難なことで人間関係の構築が苦手で合ったり、興味関心の幅が極端に狭かったりします。また、感覚が過敏で、音などの刺激に過度に反応してしまう場合も。こだわりの強さから行動にも偏りがあり、同じ動作を繰り返すなどの特徴が見られることもあります。

ASD(自閉症スペクトラム)の原因

ASDは生まれながらに持つ神経障害の一つであるため、子育ての仕方や発育環境によって発症するものではありません。具体的な発症原因は明らかになっていませんが、次のような要素がASDの発症の理由として影響していると考えられています。

原因1. 遺伝による影響

多くの遺伝的要因が複雑に絡み合うことで、ASDが発症しているのではないかと考えられています。その他の遺伝子が関与して発症するレット症候群、脆弱X症候群、ダウン症候群などの病気では、症状の一部としてASDの症状が現れることもあります。また、1人目の子どもがASDの場合、2人目も同様に発症することは珍しくないようです。

このように、ASDは単独のみならず複数の遺伝学的疾患との併発がみられることや、発症状況の傾向から、ASDの原因として遺伝による影響も示唆されています。

原因2. 先天性の脳の機能障害

生まれつきの脳の機能障害もまた、ASDの原因に挙げられています。遺伝など何らかの原因により、ドーパミンと呼ばれる神経伝達物質の受容体の生成が生まれながらに少ないことから、脳の働きが弱り、結果としてASDを発症します。

原因3. 妊娠中の喫煙や未熟児など、周産期による影響

ASDは周産期(妊娠22週から出生後7日未満までの期間)における影響も、発症に影響しているのではないかと考えられています。例えば、次のようなものがあります。

・出生体重が小さい(未熟児)
・妊娠糖尿病/高血圧
・妊娠期間が35週未満
・子宮出血
・在胎週数の割に成長が遅い
・妊娠中の喫煙
・SSRIの利用
・パートナーによる暴力
・母体の過剰な体重
・妊娠中の薬物利用
・母体に対する過度なストレス

このような条件によって、ASDの発症リスクが高まると言われています。

ASDとの向き合い方

ASDは、社会的なコミュニケーションの難しさや反復的な行動を特徴とする神経発達症です。現在の医学では、ASDを治療する方法はなく、完治は難しいとされています。しかし、ASDの人々が快適な生活を送るためには、適切なサポートや工夫により、生活の質を高めることができます。
まずは、自分自身や周囲がASDの特性を理解し、受け入れることが不可欠です。ASDの人々は、他者とのコミュニケーションにおいて独自のアプローチを持つことがあるため、無理に一般的な基準に合わせるのではなく、自分に合った方法を見つけることが重要です。例えば、明確なルールやスケジュールを立てた生活をすることで、安心感を得やすくなります。
また、感覚の過敏さやこだわりがある場合には、適切な環境を整えることが有効です。刺激の少ない場所で過ごす時間を増やすことで、ストレスを軽減することが可能です。家族や友人、職場の同僚に自分の特性を伝え、理解を得ることも大きな助けになります。
さらに、専門家によるサポートを受けることも大きな助けになります。カウンセリングや行動療法、支援ツールを活用することで、ASDの特性を活かして社会生活を送ることが可能です。ASDは治療できないものの、適切な対策を講じることで、豊かな生活を築くことが十分可能です。

ASDでよくある質問

ASDの方が苦手とする表現方法にはどのようなものがありますか?
ASDの方は、具体的かつ明瞭な表現を好む一方で、曖昧な表現やニュアンスが込められた言葉に対応することが苦手です。さらに、非言語的な情報や社会的な未記載のルールの解釈も難しいとされます。
ASDの方が得意とすることにはどのようなものがありますか?
ASDの方は特定のタスクに集中する仕事に長けています。対人関係が少なく、コミュニケーションがほとんど不要な作業では、その過集中の傾向が細かい部分まで気を配ることを可能にし、これらのタイプの作業が得意であると一般に見なされます。
ASDの人が示すこだわり行動や、ASDと判断できる特徴にはどのようなものがありますか?
ASDの人が示す典型的なこだわり行動には、「特定の洋服や食品の選択」、「テレビの同じシーンを何度も見る」、「特定の数字や記号への固執」、「物を並べる遊びを好む」といった例があります。大人のASDの特徴として、ジェスチャーや表情を使った感情表現や他人の感情の理解が難しいことが挙げられます。自己診断は非常に危険ですので、ASDの可能性が気になる場合は、専門医による診断が必要です。札幌大通こころのクリニックでは、患者さんの状態を詳細に診察し、完全予約制で対応しています。詳細はご予約時にお問い合わせください。
ico-reasons
北海道・札幌の精神科・心療内科なら

札幌大通こころのクリニックに
ご相談ください

北海道・札幌の診断書がすぐにもらえる精神科・心療内科『札幌大通こころのクリニック』では、TMS治療などを用いた、うつ病・注意欠陥多動症(ADHD)・自閉症スペクトラム(ASD)・適応障害・パニック障害・自律神経失調症・HSP・強迫性障害・むずむず脚症候群・睡眠障害・社会不安障害(SAD)の治療を行っております。

一人で心に抱え込まず、気軽に相談してみませんか?あなたのご来院を心よりお待ちしております。

20歳未満の方へ
20歳未満の方へ
当院では、18歳未満の方は治療をお受けいただけません。
自由診療の場合、18歳以上、20歳未満の方は保護者の同伴、もしくは同意書が必要となります。
以下よりダウンロードの上、保護者の方に記入いただいたものを当日ご持参ください。
(同意書もしくは保護者の同伴がない場合、予約をいただいても診察をお受けいただけませんのでご注意ください。)
ico
shop
所在地
〒060-0062
北海道札幌市中央区南二条西1-3
北専ビル7階
Google Mapで開く
アクセス
大通駅 35番出口より 徒歩1分
診療時間
10:00~20:00
休診日
なし
shop
札幌の大通駅の心療内科・精神科